東南アジアの風土病とも言われる「デング熱」が日本に上陸し、感染が拡大しているとして、媒介となるウイルスを持った蚊が発見された代々木公園が封鎖されることになった。
「デング熱」はいまだにワクチンがないウイルス感染症で多くは重篤化することなく、発熱や筋肉痛、関節痛などはしかに似た症状になり、初期症状としては40度近い高熱と頭痛など全身の痛みが1~2日続き、そこから回復へと向かうようです。
5%程度の患者さんが重篤化しデング出血熱やデングショック症候群と病状が変化するそうです。
これに対して、明確な治療法がないため、経口補水療法が中心となる。
乳幼児や糖尿病、気管支喘息などの疾患を持っている人や以前にデング熱に罹ったことがある人は重篤化する危険性は高いと言います。
デング熱の感染は通常人間同士では起きません。
輸血や移植など血液の交流を行うような手術においては血液感染することもありますが、通常の生活の中では直接感染が広がることはないのです。
感染を拡大させるのはヤブカやネッタイシマカと呼ばれる蚊で、デング熱に感染した人を刺した蚊がその血液から感染し、触媒となり感染を拡大させる。
また、感染しても8割の人が無症状で、発症するのは2割程度なのだそうです。
潜伏期間は3日~14日ということです。
なので、9月末までに新しい患者さんが出なければ、一応の終息になると思われます。
ともかく、出かけるときは防虫スプレーなどをして、家では蚊取り線香などで、蚊に刺されないように防衛を心掛ける。
これが自分がデング熱に感染しないために行えることです。
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