労災事故から学ぶ教訓

 自動車専用道路で交通誘導業務中に前方不注意の大型トレーラーが原因で発生した死亡事故

 

 発生日時 平成26年7月2日 水曜 10時30分頃 天候 晴れ


 発生場所 石川県かほく市 のと里山海道(自動車専用道)

 

 当事者 被災警備員 男性 45歳 経験4ヶ月検定資格なし

      加害者 大型トレーラー運転手 男性 59歳


 事故概要

 被災警備員は同僚警備員二名とともに車輌減少に伴う交通誘導警備業務に従事していた

 被災警備員は、金沢市方向からの車両に対して車線減少の合図をしていたところ同方向から進行してきた大型トレーラーが、前方で誘導していた同僚警備員の合図を無視し、標識車両に衝突、そのまま標識車両を押し出して、被災警備員と作業員を跳ね飛ばし、中央分離帯に衝突した。

 被災警備員は、救急車で病院に搬送されたが死亡が確認された。事故原因は大型トレーラー運転手の前方不注意と思われる。

 被災警備員とともに跳ね飛ばされた作業員は即死だった。


教訓事項

 前方の警備員は危険な車輌を発見したら直ちに規制内の警備員等に退避指示を行う。警笛の連続吹聴や拡声器のサイレン鳴動などあらかじめ決めておくことが望ましい。


 万が一に備えて、危険車輌の発見及び避難指示者を選任し、避難時の合図(警笛の連続吹聴等)を決めておく。


 高速道路や自動車専用道路の規制は車輌以降区間を長めに設け、規制車輌と警備員の間に十分な距離を取る。



お問い合わせ

TEL:    043-232-2761

e-meil 

 chiba@cyuou-keibi.jp

 

 

 

営業時間

電話にてのお問い合わせは、9:00 ~ 17:00 (月~金)

土日祝日もお問い合わせフォーム、メールは随時承ります。