レッカー等の重量のある車両を誘導する時に気をつけなくてはならないのが、マンホールです。
道路のマンホールでも小さな石のものや、鋳物でも耐荷重の低いものの上をタイヤで踏むと割れます。
これが、踏んで通った時は大丈夫でも止まったりすると割れたりします。
なので、誘導する際はマンホールの位置を教えよけてもらうか、事前に12mm程度の木製コンパネを引いてもらうなどの対応が必要になります。
また、道路上のものではなく、工場や学校などの敷地内にあるマンホールはより弱いことがあるので更なる注意が必要です。
また、敷地内に入る際に側溝の石蓋、グレイチングも要注意です。
石蓋は割れますし、グレイチングはU字溝の方が割れたりします。
重量のあるレッカー作業の場合鉄板養生することが普通です。
この場合も鉄板から車輪が落ちないようにゆっくりと慎重に誘導することが肝心です。
また、レッカーがアウトリガーを貼る場合にも、道路上でないアスファルトだと薄いところが多く、荷重がかかるとへこむことがあります。
歩道上にやむを得ずアウトリガーを出す場合などもコンパネ等の養生が重要になります。
また、タイル、レンガなどの特殊な素材が路面である場合も注意が必要になります。
タイルなどは簡単に割れてしまいます。
これらは、重機オペレーターさんの方が当然よく知っており、事前に下見して対策は十分にしてくれるはずです。
とはいえ、大丈夫なんだろうと誘導して割ってしまったりすると、問題になります。
まずは、朝礼でしっかりと作業指示を確認し、現場担当者に誘導の手筈の確認を行う事が大事です。
さらに、重機オペとも誘導路の確認を行う事が必要だと思います。
念には念を押すぐらいが、無事故への第一歩です。
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