平成24年7月17日 12時50分 晴れ
富山県滑川市寺町地内 北陸自動車道
被災警備員 55歳男性
経験年数 4年2ヶ月 交通誘導警備二級資格有
事故概要
高速道路舗装補修工事現場で、一般車両への注意喚起(徐行合図)をしていた警備員が突然意識を失って倒れ、救急車で搬送されたが約2時間後、搬送先の病院で死亡が確認された。
死因は、不整脈で、熱中症の疑いがあった。
業務開始の7時から事故発生までの間に、20分休憩2回と30分の昼食休憩を取っていた。
当日の富山地方の気温は正午ごろで気温31.7度、湿度65%であった。
教訓事項
喉の渇きを感じなくてもこまめに水分、塩分を補給する。
配置ポスト以外に交代要員を増員するなど、十分な休憩が取れるように事前に施工業者と協議する。
専属の熱中症対策要員を配置し、業務中の健康状態を確認させる。
熱中症予防対策は、警備会社、施工業者、両社で取り組む。
高速道路のアスファルトの上では実際にはもっと気温が高かったと推察します。
水分補給と塩分補給は取ってないと思って声をかけるぐらいが良いと思われます。
特に、高齢の隊員の中には、暑さに強いと思っている人も多く、熱中症の危険性が高いとの話も聞きます。
作業にあたる全員で、熱中症対策を心がけましょう。
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