先日、現場での出来事です。
小雨が降ったりやんだりの現場で、70tの大型レッカー車両を使った設備切り替えの仕事での出来事です。
作業は順調に進み、レッカー作業が終了となり、レッカーのオペレーターさんが孫を収納したり、片付けの作業中の事でした。
レッカーにはアウトリガーという足があり、油圧で車体を持ち上げ、水平を保つ機能があります。
当然この4本のアウトリガーの真下には荷重がかかるため、アスファルトなどを保護するために、レッカーには自前の鉄板(アルミ製のものもある)を積んでいます。
これをアウトリガーの下に引いて荷重を点ではなく面で受けることで負荷を分散させるのです。
オペレーターさんが鉄板も積み最後の片付けの最中でした。
積んだ鉄板の上に立たざる得ない作業をしようとしたところ、雨でぬれた鉄板に足を取られて転んでしまいました。
運よく、レッカーから転落することはなかったですが、オペレーターさんもぞっとしたようです。
レッカーの車体は高く、鉄板から地面までは1m30cm以上はあります。
落ちていたら大怪我であったろうことは間違いありません。
鉄板自体が積載時に傾斜がついてしまう構造なのも危ないとオペレーターさん自身が言っていました。
これからの時期雨がふり、鉄板に限らず路面は滑りやすくなっています。
作業員、警備員はもちろん、第三者である歩行者が滑って足を取られないように注意し、声をかける事が大事です。
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