先日、ニュースで見ましたが、東京の電線埋設率は7%なのだそうです。
先進国の主要都市の埋設率はロンドンやパリでは100%で、アメリカなどでも80%を超えているとか。
先日の爆弾低気圧で停電があったように地上にある電線は、埋設型に比べると天候の影響を受けやすく、あまり利点がないように思えます。
観光地では美観を損ねるなどとも言います。
私たち交通誘導警備員の立場からしても歩道の内側や敷地内の電柱はともかく、道路上、特に狭い道の電柱は厄介です。
交互通行させるにしても電柱を無視できないので、工事の作業エリアを配慮する必要が出てきたりします。
通れなくて立ち往生なんてことになったら最悪ですから。
それに電柱のおかげで仕事が入ることもあります。
電線工事関係ですね。地下埋設型でもないことはないですが、電柱型の方が我々に仕事が来るケースはおおいでしょう。
しかし、そんな電柱が日本に多いのには理由があるのだそうです。
それは地震大国であるという事。
大きな地震で埋設した電線が寸断されたりした場合、完全復旧には長い時間がかかります。
それに比べて電柱方式であれば、容易に短時間での復旧が可能になるのです。
すべてにおいて電柱方式が優れているわけではありません。
欠点も多く、埋設してる地域もあります。
どっちがその地区には良いのか?
これがポイントなのかもしれません。
コメントをお書きください