今日、4月8日は、花祭りです。
花祭りとは、灌仏会、お釈迦様の誕生を祝う仏教の風習です。
お釈迦様は旧暦の4月8日にお生まれになったとの伝承に基づいて行われるのですが、明治に入り、新暦となった時にも、新暦の4月8日に行っていたようです。
以来、新暦にこの花祭りを行う所が多いようです。
天を指差す誕生仏をお祀りし、その誕生仏に甘茶をかけるという風習が今にも伝わっています。
お寺によっては稚児行列があったり、甘茶をふるまったりするようです。
話は少し変わりますが、何か物事を失敗したときに、「お釈迦になる」と言いますよね。
これは、このお釈迦様の誕生日に由来する駄洒落なのだそうです。
どういう事かというと、陶芸などの焼き物の職人が、焼きに失敗した時に、火が強かったのが原因だった時に言ったのが「お釈迦になる」だったようです。
ひがつよかった→しがつよかった→しがつようか→四月八日→灌仏会
こういう事らしいです。
なので焼き物は壊れ、仏様になられてしまった。お釈迦様になってしまったと。
陶芸などの窯入れは、焼き物を窯に入れたら、焼きあがるまでの数日はその成否は解らないものなのだそうで、その間に火を燃やし続けるのですが、その加減が難しいようです。
今日は、どうという事のない雑談で終わってしまいました。
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