送られてきた重大労災事故速報に気になるものがありました。
三重県名張市での事故です。
落石対策工事の現場において、工事現場の直下50m付近の道路上にて片側交互通行の交通誘導中の事故です。
仮設防護柵の内側で落石防護網を設置中の作業員が斜面中腹に切り株(長さ80cm直径50cm)を発見。
確認のため切り株に近づくと、切り株が落下。仮設防護柵に当たり、跳ね返って同柵内を移動していた被災警備員の頭部を直撃。
病院に緊急搬送されるも死亡した。
切り株の落下原因についてはいまだ調査中とのことです。
不運だという見方もできるかもしれませんが、むやみに工事区内を通行しな い。工事区域に入る際は、作業員等に連絡をし、危険からの回避を行うなどの適切な対策があれば、防げた事故です。
落石などの危険性があるために工事しており、その落石を止めるための防護柵の内側がいかに危険な場所であるかという認識が甘かったようにも思えます。
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