警笛の話。
その現場は建設中の工場で、騒がしいこともあり、トラックやレッカーの誘導には警笛を使います。
工事の騒音もあるので、警笛なしでは誘導できないのが現状なのです。
こういう現場での警笛の使用は遠慮せずに行えます。
ですが、空調の入れ替えなどで夜間作業、さらに近隣にホテルやマンションなどあると警笛はまず使えないです。
下手に吹いたら周辺の住民が出てきて、クレームって話になります。
工事予告はしてあるので、重機の作業音はある程度大目に見てくれます。しかし、誘導の警笛はそうはいかない。
ピッピー、ピッピーと笛を吹けば
十中八九、何事か?ってなことになる。
警笛の音色は、日頃聞きなれない上に、高音で耳障りなのだろう。
かくいう私も近所で警笛を高らかに吹かれたら何事かと思う。
故に、住宅街や夜間作業では気を使います。
警笛の使用の有無は、仕事前のミーティングの時に監督に確認を取ることが重要です。
現場監督は警備員の警笛まで気にしている人は少なく、現場の様子をみて、控えた方がよさそうな場合はこちらから、どうするのか確認を取ります。
そういう場合は、大体警笛は使わないでくれという話になります。
警笛の使用は警備会社の教育では当然のように教わりますが、どこでも警笛を吹いても問題がないという事はなく、現場の状況を見て考え、お客さんである現場の監督に確認を取るというのが大切だと思います。
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A (火曜日, 03 6月 2014 23:35)
交通誘導の仕事にはいろいろな装備品が必要ですよね。
背広やネクタイは必要ないが、それらの装備品がなければ仕事にならない。
自分も過去に警備会社で研修を受けたことがあります。
その時いろいろと教えられて知識はついたので、今後別の警備会社に行った場合に役立ってくれればいいとは思います。
その時、警笛の使い方も教えられました。