セキュリティタイムズで気になった記事があった「水害サミット」
今年は九州北部豪雨による水害や、先日も京都の宇治で集中豪雨による被害が報告されています。
そうした水害にあった市町村長が集まり、平成17年から「水害サミット」が行われているのだそうです。今年の6月で8回目になった。
水害発生時の心構えや対策、復旧の対応、平時の防災対策まで、水害の経験者から伝えられることをより多くの人に知ってもらうためのサミット。
このサミットで興味深い項目があったという。
「避難勧告と誘導」この項では、人は逃げないという事を知っておくべきであるという話があります。
避難勧告で大切になるのは勧告の早いか遅いかだけではなく、危険が高まっていることが伝わるように随時情報を流し緊迫感のあるアナウンスが必要となる。
これは、防災対策として警備業務に従事する者にも役立つ話。
施設警備の仕事では、火事、地震、台風、津波などもろもろの自然災害に対する防災対策の一環として、避難誘導も大切だ。
混乱を避け速やかに避難してもらう。
危機が差し迫っていることが明白な場合は速やかに非難することもあるし、逆にパニックになって殺到しないように落ち着かせることが大事になる。
危機が差し迫っていることが不明瞭な場合はなかなか人は動かず、大丈夫だろうという事になりがちなのだろう。
そういうことを頭に入れた避難誘導は大切である。
もちろん、これは、警備員だけが把握していればいいものではなく、警備施設の従業員や、地域住民が知っておいてほしい事。
そうした知識の共有や、防災意識の共有が、実際に事が起こった時に発揮されるのだろうと思う。
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